副業撮影で元を取るまでに何案件かかったか、機材別に計算してみた

副業撮影で元を取るまでに何案件かかったか、機材別に計算してみた

機材は「消費」か「投資」か

カメラを買うとき、多くの人は「高い買い物をした」と思う。

僕は違う考え方をしている。

機材は「投資」。回収できるかどうかで判断する。

今日は、僕が実際に機材投資を回収するまでに何案件かかったかを、具体的な数字で公開する。

僕の機材構成と購入価格

まず、現在の機材構成と購入時の価格を整理する。

機材購入価格購入時期
Sony α7R V50万円2024年1月
FE 24-70mm F2.8 GM II29万円2024年3月
Sony α7C II30万円2024年6月
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA10万円2023年5月
合計119万円-

約120万円の機材投資。これを副業撮影で回収してきた。

損益分岐点の計算方法

前提条件

  • 案件の平均単価:4万円
  • 1案件あたりの経費(交通費、消耗品等):5,000円
  • 1案件あたりの粗利:3.5万円

機材ごとの損益分岐点

単純計算で、各機材の回収に必要な案件数を算出する。

機材購入価格必要案件数
α7R V50万円約15件
24-70 GM II29万円約9件
α7C II30万円約9件
Sonnar 55mm10万円約3件

これが「理論上の損益分岐点」。

実際の回収状況

α7R V:50万円 → 15件で回収

購入から約8ヶ月で15件を達成。

正直、思ったより早かった。高画素機への需要は確実にある。

回収後の現在:50件以上使用。投資額の3倍以上を稼いでいる。

24-70 GM II:29万円 → 10件で回収

9件目で損益分岐点を超えた。

このレンズなしでは受けられなかった案件も多いので、実質的な貢献度はもっと高い。

回収後の現在:70件以上で使用。「稼ぎ頭」の名に恥じない実績。

α7C II:30万円 → まだ回収途中

α7C IIは「私用・旅行用」として購入したので、直接的な案件での使用は少ない。

ただし、α7R Vの消耗を抑える「サブ機」としての役割がある。メイン機の寿命延長を金額換算すると、間接的な貢献はある。

現状:私用での満足度は高い。「投資回収」とは別軸で評価。

Sonnar 55mm F1.8:10万円 → 4件で回収

最も早く回収できた機材。

10万円という価格帯と、ポートレートでの使用頻度の高さが要因。

回収後の現在:30件以上で使用。コスパ最強レンズ。

回収までの実際のタイムライン

具体的な時系列で振り返る。

2024年1月:α7R V購入(50万円)

  • この時点での累計投資:50万円
  • 月2-3件のペースで案件獲得

2024年3月:24-70 GM II購入(29万円)

  • 累計投資:79万円
  • レンズ追加で受注可能な案件が増加

2024年5月:α7R V回収完了(15件目)

  • 購入から4ヶ月で損益分岐点突破
  • 累計売上:約60万円

2024年6月:α7C II購入(30万円)

  • 累計投資:109万円
  • 私用・旅行用として割り切り

2024年7月:24-70 GM II回収完了(10件目)

  • 購入から4ヶ月で損益分岐点突破

2024年12月:累計投資額を完全回収

  • 累計案件:約35件
  • 累計売上:約140万円
  • 累計粗利:約120万円

約1年で、120万円の機材投資を完全回収した。

投資回収を早めるコツ

1. 高単価案件を狙う

単価3万円の案件を10件より、単価5万円の案件を6件の方が効率的。

高単価案件を受けるには、機材のスペックが武器になる。「6100万画素で撮影します」は営業トークになる。

2. 機材の稼働率を上げる

買っただけで使わないのが最悪のパターン。

僕は「月に最低5回はシャッターを切る」と決めている。案件がなければ、自主制作でも撮る。

3. 複数の収益源を持つ

撮影案件だけでなく、ストックフォト、レタッチ代行、撮影講座など、機材を活用できる収益源を増やす。

僕の場合、撮影案件が8割、その他が2割という比率。

投資として見たときの機材選び

回収しやすい機材

  • 中価格帯のレンズ:10-15万円で、案件での使用頻度が高いもの
  • 汎用性の高いズームレンズ:1本で複数ジャンルに対応できる
  • 需要のある画素数帯:高画素すぎても、低すぎても案件に困る

回収しにくい機材

  • 超高級レンズ:50万円超のレンズは回収に時間がかかる
  • ニッチな専用機材:特定ジャンル専用は案件が限られる
  • 趣味性の高い機材:オールドレンズ、フィルムカメラなど

副業フォトグラファーの機材投資戦略

僕が実践している戦略を共有する。

ステップ1:まずは最小構成で始める

  • ボディ1台 + 標準ズーム1本
  • 予算30-50万円で開始
  • 最初の10件で感触を掴む

ステップ2:需要に応じて追加投資

  • 受けたい案件に必要な機材を追加
  • 「あれば受けられた案件」を逃さない
  • 追加投資は回収見込みを計算してから

ステップ3:消耗品として減価償却

  • カメラは3-5年で更新を想定
  • 年間の減価償却費として計上
  • 次の機材購入の原資を確保

まとめ:投資回収の目安

副業撮影で機材投資を回収するまでの目安。

投資額回収目安(案件数)回収目安(期間)
10万円3-4件1-2ヶ月
30万円9-10件3-4ヶ月
50万円15件前後5-6ヶ月
100万円30件前後10-12ヶ月

これはあくまで僕の実績に基づく目安。案件単価や頻度によって変わる。

重要なのは「回収できる見込みがあるか」を事前に計算すること。

「欲しいから買う」ではなく「回収できるから買う」。

それが、副業フォトグラファーとしての僕の機材選びの基準です。

僕の稼ぎ頭ボディ。50件以上の案件で活躍中。

¥484,555 (記事作成時の価格です)

rakuten.co.jp

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清水 康介

減価償却のためにシャッターを切る、ROIの鬼。ITコンサル兼副業フォトグラファー。

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